ブランジェリー ラ・ターブル – 新潟市のパン屋・カフェ

父と母への想い

私、佐藤哲栄の父は製粉会社を営み、母は家庭料理の研究家をしていました。父は毎晩夕食を家族とともに食べ、いつもうまいうまいと食べていました。たまに仕事での会合や、家族での外食をしていたこともありますが、その翌日の家庭での食卓では「やっぱり家の飯がいっちゃんうんめなぁ(いちばんおいしいなぁ)。」とよく言っていたのを覚えております。

そんな佐藤家の朝食は、母が焼くパンでした。母は父の会社で作った小麦粉で、おいしいパンを作れるようにという一心で、毎日毎日研究していたように思います。そんな母に対し、父はいつも「今日のパンはよく焼けてるなぁ。」と笑顔で褒めておりました。

父と母の写真

ちょっと恥ずかしい話ですが、私が原因で食事中に母の説教が始まることも。しかし父は「食事中はやめてくれ、せっかくの飯がまずくなる。」とよく言っていました。父は食事をしながら家族といる時間、食卓での笑顔をとても大切にしていたことが、今となってはよくわかります。

そして母は、その食卓にのせる料理を作り、父に褒められることが何よりの喜びだったのではないか、そう思います。その喜びや想いをみなさまに伝えたいという思いから、母は料理教室を続けていたのではないか、そう感じるのです。

料理教室での母、佐藤淳子
1987年、料理教室での母

そして私自身も、父、母からその大切な想いを一番身近なところで伝えてもらい、とても幸せに思っております。その想いを、少しでも皆様に伝えられたら。父と母の想いを、今日も料理に託します。